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高森明勅
2017.4.26 21:00

保守「劣化」の極み

保守界隈に詳しい人の話を聞いて仰天。

いまだに天皇陛下のご譲位に
反対している者らがいるとか。

その最大の理由は、極めて単純。

ただ民進党がご譲位に賛成しているからだと。

何でも民進党の反対をしていれば
“正しい”
と思い込んでいるようだ。

「民進党は何でも政府の反対だけ」とか批判しながら、
自分は何でも民進党の反対だけしか考えていないのか。

思考停止の極致。

余りにも情けない。

共産党も賛成しているんだが。

別のある人いわく、
「今や“保守”というのは、共産党よりもっと
天皇に背く人々を指すようになった」と。

確かにそうなのかも知れない。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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